髙部屋神社

9月9日(土)、神奈川県伊勢原市に鎮座する髙部屋神社の汐汲み神事が行われました。
夫と子どもがその様子を見てきましたので、ご紹介します。

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髙部屋神社は延喜式神名帳に記載されている相模国十三社の一社です。
創建年代は不詳ですが、紀元前660年とも言われているそうです。

源頼朝の家人である糟屋藤太左兵衛尉有季の館跡と言われ、高部屋神社を守護神として現在地に遷座したようで、天正19年(1591年)には徳川家康より社領10石の御朱印を賜り、江戸時代中期頃まで別名「糟屋八幡宮」と呼ばれました。

本殿は正保4年(1647年)に再建されましたが、関東大震災で倒壊し、昭和4年に(1929年)に柱・正面扉の五面等をそのままに再使用し再建されています。
拝殿が再建されたのは慶応元年(1865年)のことだそうです。

こちらが拝殿で、茅葺き入母屋造。
国の登録有形文化財です。

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こちらが本殿。
銅板葺き五間社流造で、こちらも国の登録有形文化財。

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ちなみに、拝殿には彫刻師・後藤猶之助正義による彫刻があり、上段には竜宮城に乙姫がいる情景が、下段には浦島太郎と亀があります。

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汐汲み神事

汐汲み神事は明治の頃まで行われていたそうですが、廃仏毀釈の混乱により途切れたと思われ、今回、およそ150年ぶりに復活することとなりました。
神奈川県の大磯町にある照ヶ崎海岸では、朝早くから準備が進められ、午前10時半に神事が開始されました。

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海岸を歩く神職、氏子の皆様です。
堤防の階段を上り下りするので、お神輿を担がれている方は特に大変そうに見えたそうです。

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お神輿を担ぐ皆様は、そのまま海の中へ。

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テレビ局のカメラマンや多くのギャラリーがいる中で、厳かに進められた神事。

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海水、浜砂、海藻などが次々と採取され運ばれます。

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その昔も、このようにして海水などをいただいていたのでしょうか。

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やがて照ヶ崎海岸での神事のあと、伊勢原市の髙部屋神社へ。
ここで、すべての神事が終了したのでした。

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この汐汲み神事は髙部屋神社のみで行われているものだそうで、神事が途絶えていた間も、総代(使者)が大磯まで出向いて海水などを採取し持ち帰り、例大祭が行われてきたそうです。

髙部屋神社例大祭と鎮座地など

例大祭は、9月17日(日)午前10時からの予定となっています。
浜砂敷きの儀が執り行われるそうです。

髙部屋神社の鎮座地は、神奈川県伊勢原市下糟屋2202です。
地図は、以下のグーグルマップを参考にしてください。

35.4063, 139.32044

※地図は正確でない場合があります。